2012/07/08

あなたさまへ

今日でお仕事が終わるあなたさま。
またしても、やりとげたあなたさま。
3か月でやるっていって、一人で計画たてて、その間の万障をやり繰りしながら、やってのけてしまうあなたさま。
書斎となった喫茶店に最後にてみやげをもっていくあなたさま。

目に浮かびます。

出来上がるものの形ではなくって、そのものが出来るまでに誰がどう動いたかってこと、例えば本なら木が育ってパルプになって製紙会社を通過して、印刷のインクがのってっていう道筋の中で、製版印刷技術や製紙技術や輸送システムの作られるっていうそれぞれの道筋の中で、遠い国で本を書く人がいてそれをこの国でも売りたいっていう道筋の中で、誰がどう動いたかってこと。だれもその全部は見る事ができないものだけど、実際にあったのだ。出来上がる形が出来上がっても出来上がらなくてもそれはあった。神様がみてるってのはそういうことなんだろう。